- ・儲け自慢が多いから、外見に自信がないのかもしれません。
- ・「数字で測れる価値」に依存すると、年収や売上を過剰にアピールしやすくなる場合があります。
- ・本当に怖いのは「稼げなくなった瞬間、じぶんの価値までゼロになる」と感じてしまうことですw
はじめに
「今月○百万円いきました!」「会社員の給料なんて一週間で稼げますw」「高級車買いました!」
SNSを見ていると、なぜか毎日のように儲けを報告しているひとっていますよね。
もちろん、本当に成功していて、その実績を仕事上公開する必要があるひともいます。
でも、毎回毎回「金!売上!年収!資産!」となると、見ている側としては「そんなに証明し続けないと不安なんすか?」と思ってしまうこともありますw
そして、一部では「外見やコミュ力など別の部分に自信がないから、数字で勝負できるお金に寄るのでは?」という見方もあります。
今回は、儲け自慢の裏側にあり得る心理を5つ見ていきます。
1.「年収」は一瞬で順位を作れる便利すぎる武器ww
外見、性格、知性、ユーモア、優しさ。
こうしたものは、基本的に数字にできません。
「おれのほうが優しい!」
と言っても測定不能です。
「おれのほうが面白い!」
と言ったところで、相手から「いや、お前つまらん」と言われれば終了しますw
ところがお金なら違います。
- ・年収300万円
- ・年収1000万円
- ・年商1億円
- ・資産3億円
こうして数字を並べるだけで、なんとなく上下関係が完成します。
これ、めちゃくちゃ便利なんですよね。
じぶんの魅力を言葉で説明する必要もありません。
外見を評価される必要もありません。
「月収300万円です」
これだけで一部のひとから「すごい!」と言ってもらえます。
つまり、儲け自慢そのものが問題なのではなく、「数字を出せば、じぶん自身を評価されなくて済む」という使い方になっているケースがあるわけです。
プロフィールが「年商」「月収」「総売上」だけになっていたら、もはや本人ではなく決算書が歩いていますww
2.外見に自信がない?⇒正確には「比較される分野を選びたい」可能性
「儲け自慢するひとは、ルックスに自信がない」
ひとは一般に「じぶんが勝ちやすい土俵で評価されたがる」傾向があります。
たとえば、
- ・運動が得意なひと⇒スポーツの話をする
- ・学歴に自信があるひと⇒大学の話をする
- ・モテるひと⇒恋愛経験の話をする
- ・仕事がうまくいっているひと⇒売上の話をする
というだけなら自然です。
問題は、「その土俵から絶対に降りようとしない」状態です。
容姿の話になっても「でもおれ年収3000万円だから」。
友達の話になっても「でも会社売ったから」。
趣味の話でも「それいくら稼げるの?」。
恋愛の話でも「年収あれば女なんて寄ってくる」。
もう世界の通貨が全部マネーになっていますww
これは外見そのものへのコンプレックスというより、評価される分野を“お金”だけに固定している可能性があります。
負ける可能性のある試合には出ず、永遠にホームゲームを開催しているわけですねw
3.「稼いでいるおれ」を外すと何が残る?という恐怖
ここがかなり怖いところです。
お金を稼ぐ能力はもちろん価値があります。
でも、じぶんのアイデンティティまで全部そこに載せてしまうと危険です。
たとえば、
「会社経営して年収5000万円のおれ」
という自己認識しかなかった場合。
事業が失敗したらどうなるでしょう。
普通なら、
「事業では失敗した。でも家族も友人もいるし、趣味もある。また挑戦しよう」
となります。
しかし、じぶんの価値を完全に収入へ預けていた場合、
「稼げないおれ=存在価値がない」
となってしまう可能性があります。
これ、かなりしんどいです。
だからこそ、常に売上を伸ばさなければいけません。
前年より下がったら不安。
フォロワーに抜かれたら不安。
友達が儲けたら不安。
そして再び、
「今月最高月収更新しました!」
と投稿する。
本人としては成功報告のつもりでも、場合によっては自信の充電器が売上画面になっているわけですw
4.本当に欲しいのは金ではなく「すごいですね」の可能性ww
儲け自慢を観察すると、お金そのものより面白いポイントがあります。
それは、なぜわざわざ第三者へ伝える必要があるのか?ということです。
銀行口座に1億円あるなら、黙っていても1億円あります。
高級車を買ったなら、乗れば終わりです。
売上が1000万円なら、会社としてはそれで完結しています。
でもSNSへ、
「今月1000万突破しました!!!」
と投稿する。
なぜでしょう。
もちろん宣伝目的もあるでしょう。
情報商材やコンサルなら、実績公開そのものが広告になります。
ただ、広告でもないのに延々と数字を見せ続ける場合は、
「金が欲しい」より「金を持つじぶんを評価してほしい」
になっているケースも考えられます。
つまり欲しいものは、
- ・「すごい!」
- ・「成功者ですね!」
- ・「羨ましい!」
- ・「どうやって稼いだんですか?」
というリアクションです。
ここまで来ると、銀行残高というより拍手残高を増やしている状態ですww
しかも承認は貯金できません。
昨日100回褒められても、今日褒められなければ寂しくなることがあります。
だからまた数字を投稿します。
これは地味に終わらないゲームです。
5.一番辛辣なのは「金持ちになったのに比較から卒業できない」こと
お金を稼ぐ最大のメリットのひとつは、本来なら自由が増えることです。
嫌な仕事を断れる。
住む場所を選べる。
時間を買える。
好きな趣味を続けられる。
つまり「他人と競争しなくてもいい状態」に近づけるはずなんです。
ところが、儲け自慢がエスカレートすると逆になります。
- ・あいつは月収100万⇒おれは300万
- ・あいつはポルシェ⇒おれはフェラーリ
- ・あいつは資産1億⇒おれは3億
- ・あいつは登録者10万人⇒おれは30万人
永遠に上がいます。
資産3億円になれば10億円のひとがいます。
10億円になれば100億円のひとがいます。
100億円になったら世界的大富豪が出てきますw
つまり、お金を増やしたのに比較ゲームから降りられない。
これはかなり皮肉です。
普通ならお金が増えるほど自由になれるはずなのに、数字をじぶんの価値そのものにすると、むしろ数字の奴隷になっていきます。
「もっと稼がないと価値がない」
「去年より落ちたらダサい」
「周囲に勝っていないと意味がない」
ここまでいくと、年収は自由の道具ではなく、自己評価を維持する生命維持装置ですww
質疑応答コーナー

でも先生、金持ちアピールするひとって、結局みんな何かしらコンプレックス抱えてるんすか??

そこまで単純ではありません。仕事上のブランディングとして収入を公開するひともいますし、単純にうれしくて報告しているひともいます。ただ、「どんな話題でも最後は収入の話」「数字を出さないとじぶんを説明できない」という状態なら、お金への自己評価の偏りは考えられますね。

実際に結果出してるなら「おれ稼いでます!」って言うくらい別によくないっすか??

もちろんです。問題は自慢そのものではありません。じぶんが満足しているならそれでいいんです。ただ、「他人より上だと確認し続けないと安心できない」状態になると、いくら稼いでも安心できません。年収が増えているのに幸福感が増えないなら、少し考えたほうがいいかもしれません。

じゃあ結局、仕事とか収入以外にも「これがじぶんです」って言えるものを持っておいたほうがいいってことなんすか??

そうですね。友達、家族、趣味、作品、知識、経験、性格、健康、日常など、評価軸が複数あるほうがひとは安定しやすいです。売上が落ちても「おれ全部終了w」にならない状態を作っておく。そのほうが、結果として仕事にも余裕を持って向き合いやすいでしょう。
まとめ
- ・儲け自慢=外見コンプレックスとは断定できませんが、「勝てる数字」に評価を固定しているケースはあります。
- ・「稼いでいるじぶん」だけを価値の中心にすると、収入が落ちた瞬間に自己評価まで暴落する危険があります。
- ・本当の意味でラクなのは「金があってもなくても、じぶんには他にも価値がある」と思える状態なのかもしれませんw





































